オビ コラム

長島寿恵の健康コラム

5月病予防のポイント

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季節の変わり目は、身体にとってはストレスになります。寒さ暑さや、乾燥湿気など自然の変化に対応しなければならないからです。新年度になって職場が変わったり、新社会人になるなど、生活環境が変わることもストレスとなります。

漢方医学では、ストレスが、「気・血・水」の乱れ(不足したり、滞ったり、バランスが崩れたり)を生じさせると考えます。そのことは、時に精神状態にも影響を及ぼします。5月病予防のために「気・血・水」を循環させることが大切です。

 

  • 朝は太陽の光を浴びて、鬱の予防になる「セロトニン」の分泌を良くする。起きにくい人は、カーテンを少し開けて、太陽の光が寝室に入るようにする。

 

  • 朝ご飯の時、魚・肉・納豆などタンパク質もとる(セロトニンの原料になるトリプトファンはタンパク質に多く含まれる)。

 

  • 朝、会社に行くときは、運動のつもりで、少し早く、リズミカルに歩く(リズム的な運動はセロトニンの分泌を良くする)。

 

  • 仕事をしながら、同じ姿勢で呼吸が浅くなっていないか、時々深呼吸をする。肩甲骨周りをよく動かす。血液循環が良くなる。

 

  • 味噌汁をとる(野菜の具だくさんや、ストレスで肝臓が疲れているときは、具にシジミやアサリなどをいれる)。

 

  • いつもより早く寝る(寝ている間に新陳代謝の働きが活発になる。成長ホルモンが出て組織の修復作用も高まる)

 

  • カラオケに行ったり、スポーツをしたり、お風呂でゆっくり半身浴をするなどで、気分転換をする。

 

木々が青々としてくる5月です。私達も新陳代謝を良くして、こころとからだを調えましょう。

 

★2曲目「姿勢のうた」を製作中です。今回はCD制作サポーターを募り、CDを創る仲間になっていただきたいと考えております。CD制作にかかる費用にご協力いただいた個人サポーター様、法人サポーター様に、それぞれ特典を設けさせていただいております(例:法人サポーター様…社員の皆様の健康講演に伺う等)。詳しくはHPをご覧ください。

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プロフィール

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長島寿恵(ながしま・ひさえ)…青森県八戸市生まれ。東京薬科大学卒業。薬剤師、健康運動指導士、西東京糖尿病療養指導士、健康・食育マスター(財団法人日本余暇文化振興会認定)、日本メンタルヘルス公認心理カウンセラー。多彩な資格をもったユニークな健康づくり専門家として、全国で運動や、食生活、心の在り方の改善を提唱する講演活動を行っている。趣味:武道、ピアノ

★オフィシャルサイト「ヒサエ・スタイル」

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2015年5月号の記事より
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