皆様、こんにちは。新型コロナウィルスの感染影響も未だ長引く傾向にあり、今後もテレワークはより注目されていく働き方だと考えています。今日は、私たち株式会社ニットの得意分野である【業務改善】と【アウトソーシング活用術】について、まとめました。

 

筋肉質な会社運営をしていくために、業務工数の見直し・最適化の一助を担うことができたら幸いです。

 

日本の企業が抱えている課題

2005年と比べると日本の「生産性」はマイナス成長となっています。また、2013年に比べて、人手不足による倒産件数が3倍となっており、50年後の労働力人口は4割減になると推測もされています。企業を悩ます深刻な「人手不足」。ただ、これはもはや、不可逆的なこと。一人当たりの生産性の向上は急務であると思います。

 

会社存続=会社を死なせないこと

当たり前ですが、会社がゲームオーバーになっては、元も子もない。したがって、未来を創る以前に、現在の会社体質において無駄を削減させていかないといけないですよね。

 

更には、これから先に来ると言われている不景気。来るその日に備えて、【コスト削減】が叫ばれていますが、厳密に言うと、【業務改善→コスト最適化】という考え方こそ、大事だと思っています。

 

なぜなら、【コスト削減】をやりすぎると、必要な筋肉まで削ぎ落してしまい、逆に業務効率が下がったり、社員の士気が下がったり、離職続出…という事態にもなりかねません。したがって、「会社存続のために、とにかくコストを削減しよう!」ではなく、「効果的な組織構成、最適な人員数と業務の割り振り、必要な投資を考慮し、ぜい肉を削ぎ落とす!」という観点を持つことが重要です。筋肉質な会社経営のためにはダイエットと筋トレの両方が必要なのです。

 

生産性向上までのソリューションフロー

高い生産性とは、最小の労力・時間・金額(input)で、最大の成果を出すこと(output)。

そんな生産性の向上に必要なソリューションとして、「今ある労働力をどう最大化させるか」と「雇用だけではない選択肢の対策」が必要です。以下、その具体的な流れです。

■業務の最適化フロー■

①業務の洗い出し

②業務の仕分け

②-1:【コア業務】と【ノンコア業務※】に分ける

②-2:【コア業務】を【オンライン】【オフライン】に分ける

※ノンコア業務:必ずしも自分じゃなくても良い業務

③:ノンコア業務を【なくす】【減らす】【誰かに頼む】に分ける

④:【誰かに頼む】の依頼先を検討

なぜならば、「オフィスで顔を見ながら仕事をする」のは、やはりコミュニケーションが取りやすいので、ちょっとした相談や依頼がしやすかった。テレワークになってそれが出来なくなっていたり、メンバーの仕事をしている様子が見えなくなることでものすごい量の業務報告をさせる文化ができてしまっていたり。上記の流れは、生産性の高いテレワーク組織を作っていく上でも、とても重要です。この業務仕分けをしないままテレワークを実施すると、会社で行っていたことをそのまま家で行う、という発想になり、非常に生産性が下がります。

テレワークが効果的に導入されることにおいては、まず、業務の仕分けこそ、重要です。

 

④の【誰かに頼む】という時に、アウトソーシングを利用することが一つの選択肢です。その際、業務効率化やコスト削減を期待して検討するも、導入までの一時的な負荷や、費用対効果・コスト削減のイメージがつきにくい企業様が多い印象を受けます。

 

最近では、RPAツールもたくさん出てきており、必ずしも、人じゃなくても良い業務も発生していますよね。そんな業務の効率化・情報のデータ化のためにも、ITツールを駆使していくことは必要ですね。

 

最後に

誰よりも早く帰って、誰よりも成績を出してるような飄々とした人が、正しく評価される時代の到来です。長時間労働なんて、カッコ悪い。

 

要らないものは削り、大事なものに集中して、成果を出す。そして、余った時間は、家族との時間や学習、趣味など、別の時間に充てて、人間らしい生活をする。そんな働き方・生き方って、素晴らしいですよね。

 

生産性向上に向けた業務の仕分けやオンラインアウトソーシングに関する相談は、些細なことでも結構ですので、お気軽にご相談くださいませ。

皆で新しい働き方を、創っていきましょう!

 

小澤美佳プロフィール

2008年に株式会社リクルートキャリア入社。中途採用領域の代理店営業、営業マネージャーを経て、リクナビ副編集長として数多くの大学で、キャリア・就職支援の講演を実施。採用、評価、育成、組織風土醸成など幅広くHR業務に従事。2018年 中米ベリーズへ移住し、現地で観光業の会社を起業。2019年にニットに入社し、カスタマーサクセス→営業を経て、現在、広報に従事する傍ら、オンラインでのセミナー講師やイベントのファシリテーターを実施。副業で嘉悦大学の大学講師。キャリアや就職などに関する授業を担当。

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