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株式会社藤波タオルサービス 動画

◆インタビュアー:加藤俊 /文:野村美穂

オビ インタビュー

藤波タオルサービス ビッグライフチャンネル2写真左より:澤田光宏氏(営業部)、淺井宏伸氏(CSサポート部)、日下恵利子氏(総務部)、紺野善晴氏(生産部)

今回のゲストは本誌2014年10月号に『日本が誇るおもてなし文化、「おしぼり」に新たな風を』という記事で取り上げた、東京都国立市でおしぼりレンタル業を営む株式会社藤波タオルサービス

アロマおしぼり・抗ウイルスおしぼりなどの高付加価値商品で新たな市場を開拓し続ける企業だ。スタジオに登壇頂くのは、澤田光宏氏(営業部)、紺野善晴氏(生産部)、淺井宏伸氏(CSサポート部)、日下恵利子氏(総務部)の4人。

(本稿は動画を再編集し、一部を紹介するものです)

加藤:会社について教えてください。

 

藤波タオルサービス ビッグライグチャンネル

澤田:レンタルおしぼり業を営んでおり、従業員は現在約170名、昨年度の売上は17億円となりました。クライアントは主に飲食店様が多く、7割を占めます。最近では、ショールームや、会社のオフィスで商談時のおもてなしに活用頂く機会が増えています。また、震災以降、省エネという文脈上で、冷房の温度を上げるかわりに、冷やしたおしぼりを使うという企業様も多くなっています。

 

加藤:通常のおしぼり以外にどんな種類のおしぼりがあるのですか。

 

澤田:弊社オリジナルのアロマおしぼりは、使い捨てタイプのおしぼりです。香りは3種類あり、ギフトやパーティー用としてお使い頂いています。また、レンタルのおしぼりでは白いおしぼりばかりでなく、お客様のイメージカラーに合わせた、色を付けたおしぼりも用意しています。

 

藤波タオルサービス ビッグライフチャンネル4

加藤:おしぼり以外のサービスも展開されているのですか?

 

澤田:洗剤などの消耗資材全般を、おしぼりと一緒に提案しています。現在では、PB(プライベートブランド)商品50点数以上をご用意しています。

 

淺井:おしぼりと一緒に厨房の関連商品をお持ちさせて頂くことは弊社の強みです。実際にお客様に、消耗資材用のチラシを毎月お配りしています。

 

 

加藤:配送先での印象的な出来事などありますか?

 

藤波タオルサービス ビッグライフチャンネル6

淺井:おしぼりの配達中のご挨拶を通して、お客様との関係性を深めていくのですが、夜に営業をされるお店なのですが、仲良くなりすぎてしまったことがありました……。昼間の配送時に、カラオケが設置されているお店でしたので、「あなたも1曲歌っていきなさいよ」と言われまして……。

 

加藤:いいですね、歌ったのですか?

 

淺井:はい。ミスチルを歌ったんですが、実はそのお客様というのが、男性を好きな男性の方でして、どうやらお気に召して頂き、ボディータッチなど……。お店を後にするのに、苦労した事がありました……って、横にいる紺野の体験談なのですけれども(笑い)。

 

加藤:いかにクライアントさんと関係性を深めていくか、仕事の妙を聞かせて頂いた気がします(笑い)。今度は、おしぼりができる工程を工場の動画を見ながら、ご説明ください。

 

藤波タオルサービス ビッグライフチャンネル3

紺野:まず、ご利用頂いたおしぼりを回収して工場内で洗浄します。洗浄したおしぼりがベルトライン上を包装機の前まで流れますので、パートの方たちが一枚一枚手に取って汚れやほつれがないかを確認します。そこで問題のないおしぼりはエアーの力で、自動的にパタパタと3つ折りに畳まれます。1時間で1人1500本ほどを目標にしています。

 

加藤:1500本ですか、すごい。機械は何台あるのですか?

 

紺野:26台あります。1日に20~25万本ほどのおしぼりを製造できます。年末の繁忙期には、より多くのおしぼりに対応します。さらに、併設されている「ともにー作業所」では、東京都による自立支援センターの障がい者の方たちが働いていて、2つ折りのおしぼりを製造しています。

 

加藤:障がい者雇用による社会貢献活動もされているんですね。

 

紺野:はい、行っています。そして、完成されたおしぼりは、40本を1セットにして、お客様のもとにセット単位で納品しています。週3回程度訪問するので、お店の使用状況に合わせた2、3日分くらいずつの納品ですね。

 

加藤:結構な配送量ですね。

 

淺井:1つのケースに200~240本くらい入れ、2tトラックに100ケースくらいを詰め込んで配送するようにしています。

 

加藤:お届けと回収はどちらがより大変なのでしょうか?

 

淺井:おしぼりをお客様の方で独自に柔軟剤に漬け込まれる場合があり、そうすると重くなるので、階段を上る際など、回収の方が大変ですね。

 

 

加藤:今度は事務方の取り組みについて教えて下さい。

 

藤波タオルサービス ビッグライフチャンネル5

日下:お客様と直接やり取りをさせて頂く電話応対で先日嬉しい話がありましたので、その話をさせて頂きます。事務では、一人ひとりの電話応対のスキルを向上させたいと思っていました。

そこで先日、ユーザー協会が主催している「企業電話応対コンテスト」にエントリーしたのです。これは抜き打ちでかかってくる1コールが録音され、通常の応対を会社の代表として評価されるというコンテストです。初挑戦でしたが、優秀賞を頂くことができました。事務の仕事ってなかなか数値化されない部分が多いのですが、取り組んできて良かったなと思います。

 

加藤:どのような取り組みをされたのでしょうか。

 

日下:まずは各々自分の応対を録音して聞くことから始めました。そうすると思っていたよりも早口だとか、お客様と会話が被っているだとか、言葉遣いがおかしいだとかいろいろな気付きを得ることが出来ました。引き続き応対のレベルアップをして行きたいなと思っています。

 

 

 加藤:営業の仕事を教えて下さい。

 

澤田:昨今は、弊社の「VB特許技術」を用いた商品をご提案しています。昨年慶應大学と東京工業大学で共同研究させて頂いて、抗ウイルスの水溶液「VB」を染み込ませた手指衛生できるおしぼりを開発致しました。これからは、おしぼりの従来イメージ「おもてなし」に「手指衛生」という観点をプラスして、高付加価値をつけた製品を展開していきたいと思っています。

更に、日本最大級のおしぼり通販サイト「イーシザイ・マーケット」を北は仙台から西は神戸までの同業20社で展開しているのですが、全国どこでも同じ商品をお客様にお届けできる体制を整えるために、これから全国へとサービス提供の場を広げていきたいと考えています。

 

 

加藤:それでは、今度は皆さんに自社の良いと思う点をお聞きしていきましょう。

 

澤田:部署間分け隔てなく仲が良いことです。営業の者は全員が配送経験者ですので、配送の大変さも良く分かっていますし。社内twitterみたいなものを使って、普段関わりのない部署の人とも情報共有できています。

 

日下:女性同士みんな仲が良いですし、会社自体に成長性が見込めるので、改善などを提案して、きちんと実現できる環境が整っていることです。

 

淺井:本当に仲が良くて、配送中におしぼりが足りなくなったときなども、仲間同士で嫌な顔一つせず助けてくれることが気に入っています。いい意味でルール化されていない部分が多く、主体的に行動できる文化があることが素晴らしいと思います。

 

 

加藤:最後に、会社・モノ創りに対する“思い”を聞かせてください。

 

紺野:2020年の東京オリンピックに向けて、国内外から東京へ集まってくる皆様に質の良いおしぼりを提供できたらなと思います。そのために頑張ります。

 

淺井:先日、外国人の方が、ある飲食店でおしぼりを写真に撮っていたのを見ました。外国人の方にとっては、おしぼりが、日本文化の象徴として、観光目当てのひとつになっているのかな、と。ですので、オリンピックに向けて、おしぼり業界全体で日本を代表する文化として今以上に発展していければいいなと考えています。

 

日下:私達はお客様と会社をつなぐパイプ役ですので、藤波タオルサービスの良いコマーシャルができるよう頑張って行きたいと思います。

 

加藤:どうもありがとうございました。

 

 

ビッグライフチャンネルとは?

誌面では伝えきれない企業の魅力をお届けする動画番組です。月刊誌ビックライフ21に過去掲載した記事の中から反響のあった記事ないしは、より深くお話をお聞きしたい企業の方に押上のスタジオに登壇頂く30分のフリートーク番組です。動画はHP( http://www.biglife21.com/)と YOUTUBE にて公開されます。

オビ インタビュー

株式会社 藤波タオルサービス

〒186-0012 東京都国立市泉1-12-3

℡042-576-9131

http://fujinami.co.jp

 

◆2015年1月号の記事より◆

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